ヌーヴェルヴァーグは、この時代に見ても斬新で魅力を感じます。
そのなかでも特にトリュフォーの描く喜劇的恋物語シリーズは好きなので、どどっと紹介します*
「あこがれ [Les Mistons]」
1958年の短編映画。あこがれの的であるマドンナとその恋人に興味津々で付け回す子どもたちのチャーミングなショートフィルム。
ストーリーの展開はないけれど、美しいマドンナと、鬱陶しさと可愛さ両面を持つ やんちゃな少年達によって くすくす笑えます:)
「大人は判ってくれない [Les Quatre cents coups]」
ジャン=ピエールレオ シリーズを一挙紹介!
これをみてトリュフォーすき!ってなって一気に見ました:)
この作品はトリュフォー自身の幼少期を描いているとも言われているだけあって、ストーリーの展開が沢山あるわけでもなくひたすらに1人の少年の行動を現実的に描いているので入り込めました。
”映画らしい”おとぎ話のような事は起こらずに、悪い事をしたらこてんぱんに叱られる。
子どものするとっぴょうしもない事を許す寛容な大人が現実社会にいるはずもなく、そこを正直にありのまま描いてあります。
それでいて トリュフォーのユーモアがちょこちょこと入っているのが彼の作品の魅力だと思います:)
この映画に出て来るこのドラム缶の乗り物 乗ってみたいです。
The 400 Blows
Directed by François Truffaut
Produced by François Truffaut
Written by François Truffaut
Marcel Moussy
Starring Jean-Pierre Léaud
Claire Maurier
Albert Rémy
Guy Decomble
Music by Jean Constantin
Cinematography Henri Decaë
Editing by Marie-Josèphe Yoyotte
Distributed by Cocinor
Release date(s) France:
4 May 1959
United States:
16 November 1959
Running time 99 minutes
Country France
Language French
http://en.wikipedia.org/wiki/The_400_Blows
台詞が殆どアドリブという中 見事に主人公を演じたジャン=ピエールレオは、この作品の出演をきっかけに才能が高く評価され、映画界に名を残します。
「二十歳の恋 [L'Amour à vingt ans]」
この作品は、「大人は判ってくれない」の主人公アントワーヌが20歳になった時の話。
つまりトリュフォーの二十歳の時の淡く切ない恋の物語です。出演は、もちろんジャン=ピエールレオ。
この女の子コレットが綺麗なのですが、アントワーヌを転がす転がす。アントワーヌは彼女の家の向かいに越すほど彼女に愛情を送りますが、コレットは彼に構いません。可哀想だけれど、必死なアントワーヌに笑えます。
トリュフォーは「こんな失恋話さえ 映画にしてしまえば立ち直れる」と楽観的な発言をして、自分の切ない過去をユーモアを交えて描くという彼のスタイルに影響を受けた映画監督も多いそうです。これぞ、NEW WAVE!
http://en.wikipedia.org/wiki/Antoine_and_Colette
「夜霧の恋人たち[Baisers volés]」
この作品はアントワーヌのハートウォーミングラブ・コメディ。
喜劇的要素が殆どで、アントワーヌの言動の滑稽さと、シーンの切り替えの早さに付いて行くのが面白いです。クリスティーヌという純粋で上品な女性と出会いますがこの女の人がまた可愛い。
VIDEO
大好きな朝食のシーン。
日本語字幕がないのが悔しいけれど、それでもステキ♡
http://en.wikipedia.org/wiki/Stolen_Kisses
「家庭 [Domicile conjugal]」
「夜霧の恋人たち」まで見てしまったらこれを見逃すわけにはいかないです。
やっと素敵な女性に出会って結婚したアントワーヌでしたが(さすがフランス人男性!)ちょこちょこ浮気をします。これも大分ラブコメディで、とても面白いです。
とくにこの回で一番の問題となるのは日本人のキョウコという女性との浮気。
おっちょこちょいなアントワーヌが隠し通せるわけもなく、クリスティーヌにすぐにバレてしまいます。
そこで傷ついたクリスティーヌがアントワーヌの帰りを待っている時のシーンがこれ。
突っ込みどころ満載でくすくすと笑えます。
そして印象的だったシーンは、キョウコがアントワーヌに「勝手にしやがれ」と日本語で書いたメモを渡すところ。日本人のヌーベルバーグ好きの観客にしか分からない トリュフォーのユーモアに感動しました。
http://en.wikipedia.org/wiki/Bed_and_Board_(1970_film)
「逃げる恋 [L'Amour en fuite]」
シリーズ最終章/総集編となったこの作品。沢山の回想シーンと共に物語が描かれています。
これはもう内容よりも 俳優ジャン=ピエールレオとトリュフォー監督タッグのヒストリーフィルムを見ているような温かい気持ちになりました。
http://en.wikipedia.org/wiki/Love_on_the_Run_(1979_film)
20年の歴史がシリーズとなっているって 凄いとしか言いようがないです。
そのシリーズ作品がDVD化されたものをパッと手にして観て、時代を超えてトリュフォー作品に魅了された私がブログをタラタラと書いている、と考えると 時間軸が交差している錯覚に陥ります。
長々と書きましたが、
もし読んでくれている人がいたら感謝感激です。
thank you for reading my long long article:)
love xx