12.3.12

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い [Extremely Loud and Incredibly Close]」#38

1日にヒューゴの後にみた作品:)
タイトルもこの広告もインパクトありすぎね◎
"Extremely Loud and Incredibly Close" trailer
9.11で父親を亡くした11歳の少年オスカーが、父親のクローゼットにあった花瓶の中の「black」と書かれた袋に入った鍵を見つけたところからストーリーが展開されていきます。 彼は「black」という姓を持つ人を訪ねるためにニューヨーク中を駆け回り、埋められない心の傷と孤独感と葛藤しながら沢山の人々に出会い 普遍的な愛に触れるヒューマンドラマです。
監督は、「リトルダンサー」「めぐりあう時間たち」「愛を読む人」を手がけたスティーブン・ダルドリー。
人物の、虚しく寂しい心情や雰囲気を映像で表現する事において完璧だと思います。
映像が暗いわけではなく、アングルや音、シーンの切り替わりの間の取り方などが上手過ぎて、作品にどっぷりと浸かれます。
街中の音が急に大きくなったり、NYの街並を ミニチュア模型の様に写す撮影法によって、主人公の不安と空虚、孤独感に共感する事ができました。

この作品を見終えたら、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」というタイトルの意味がなんとなく分かってきます:)
なにより主人公を演じたThomas Hornの名演技に感動して、終始釘付けでした。ゲイになりそうな美しさです。
このシーンが可愛い。
あと、トムハンクス演じる父親と交互にOxymoron(撞着語法)を言いあうシーンがくすくすと笑えました。

“Deafening silence”
“Living dead”
“Seriously funny” 
“Original copies”

Extremely Loud and Incredibly Close
Directed byStephen Daldry
Produced byScott Rudin
Written byEric Roth
Based onExtremely Loud and Incredibly Close by
Jonathan Safran Foer
StarringTom Hanks
Sandra Bullock
Thomas Horn
Max von Sydow
Viola Davis
John Goodman
Jeffrey Wright
Zoe Caldwell
Music byAlexandre Desplat
CinematographyChris Menges
Editing byClaire Simpson
StudioScott Rudin Productions
Warner Bros.
Distributed byWarner Bros.
Release date(s)December 25, 2011
Running time129 minutes
CountryUnited States
LanguageEnglish
Budget$40 million
Box office$45,996,115

http://en.wikipedia.org/wiki/Extremely_Loud_and_Incredibly_Close_(film)

劇場で見るときはハンカチ絶対です:)


4.3.12

「ヒューゴの不思議な発明 [HUGO]」#37

1日は映画の日なので 3月1日に「ヒューゴ」と「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」を観てきました。
まずは「ヒューゴ」の記事から書きます*

スコセッシ監督が手がけた初ファンタジーフィルム!
スコセッシ監督はわたしの大好きな監督の1人なので、ファンタジーは普段はあまり映画館でみる気にはならないのですが、迷わず公開初日に行ってきました:)
すごくすごく面白くて、大満足です!
是非劇場で観て欲しいです!
私は2Dで観ましたが、ファンタジーは殆ど3D上映の時代ですので3Dでも面白いんだろうなと思います。

"HUGO"trailer
舞台は30年代フランス。
パリのリヨン駅に暮らし時計のネジを巻く孤児の主人公ヒューゴが、駅内のおもちゃ屋の主人に大切なメモ帳を取り上げられるところから物語が展開していきます。
そこで出会った少女イザベルとメモ帳を取り返すために始まった冒険から暴かれてゆく"過去の秘密"。解き明かされていく謎と様々な人間模様が美しく描かれた作品です。
ヒューゴが時計台の中を移動するシーンなどの1カットがとても長くて、臨場感があってゾクゾク興奮しました。
ネタバレしたくないのでこれ以上は言いませんがもうとにかく内容が感動しました。

ファンタジー映画の殆どは謎を探究するもので、権力を振るおうとする悪者が出て来て戦って..みたいなストーリー展開が多いですが、この作品は私のそんな先入観を見事に覆してくれました。
老若男女問わず愛される作品だと思います。

またキャストも良いのです。
主人公ヒューゴを演じたのは「リトルランボーズ」にも出演しているエイサ・バターフィールド。
もの寂しげな目をしていて、独特な存在感がある少年で 魅力的です。今後の活躍が楽しみ!

少女イザベルを演じたのは、「500日のサマー」や「キックアス」に出演しているクロエ・モレッツ。
彼女は小さい時からおませな役が多いですが、それもそのはず本当に色っぽいし演技が上手すぎ。
この作品で完璧なブリティッシュアクセントを披露していますが、彼女はアメリカ人!
度肝を抜かれました。
シェイクスピアを何度も観て習得したんだとか。(↓アクセントについてのクロエのインタ)

おもちゃ屋の主人を演じたのは「シンドラーのリスト」やスコセッシのサスペンス作品「シャッターアイランド」に出演しているベン・キングズレー。
あとは、ヒューゴの父親役にジュードロウという なんとも贅沢な配役!

そしてなんとこの作品にスコセッシがカメオ出演をしています。
ホントに一瞬の出演でしたが、
「あれ?!いまスコセッシいた?!よね?!かわいっ!」
てなって その後1分くらい 愛らしいスコセッシに気持ちが行ってしまいました。笑

ドキュメンタリー撮っても、アクション撮っても、サスペンス撮っても、ファンタジー撮っても何撮っても観客を楽しませようという思いがこもっているな、とつくづく感じて スコセッシますます好きになりました。


Hugo
Directed byMartin Scorsese
Produced byGraham King
Timothy Headington
Martin Scorsese
Johnny Depp
Screenplay byJohn Logan
Based onThe Invention of Hugo Cabret by
Brian Selznick
StarringAsa Butterfield
Ben Kingsley
Chloë Grace Moretz
Sacha Baron Cohen
Richard Griffiths
Frances de la Tour
Ray Winstone
Emily Mortimer
Jude Law
Christopher Lee
Music byHoward Shore
CinematographyRobert Richardson
Editing byThelma Schoonmaker
StudioGK Films
Infinitum Nihil
Distributed byParamount Pictures
Release date(s)November 23, 2011[1]
Running time128 minutes
CountryUnited States
LanguageEnglish
Budget$150-170 million
Box office$154,745,804
http://en.wikipedia.org/wiki/Hugo_(film)

かなりオススメなのでぜひ!

thank you for your reading. xx