そのなかでも特にトリュフォーの描く喜劇的恋物語シリーズは好きなので、どどっと紹介します*
「あこがれ [Les Mistons]」
ストーリーの展開はないけれど、美しいマドンナと、鬱陶しさと可愛さ両面を持つ やんちゃな少年達によって くすくす笑えます:)
| Les Mistons | |
|---|---|
| Directed by | François Truffaut |
| Written by | François Truffaut |
| Starring | Gérard Blain Bernadette Lafont Michel François |
| Release date(s) | 6 November 1958 |
| Running time | 23 minutes |
| Language | French |
「大人は判ってくれない [Les Quatre cents coups]」
ジャン=ピエールレオ シリーズを一挙紹介!
これをみてトリュフォーすき!ってなって一気に見ました:)
この作品はトリュフォー自身の幼少期を描いているとも言われているだけあって、ストーリーの展開が沢山あるわけでもなくひたすらに1人の少年の行動を現実的に描いているので入り込めました。
”映画らしい”おとぎ話のような事は起こらずに、悪い事をしたらこてんぱんに叱られる。
子どものするとっぴょうしもない事を許す寛容な大人が現実社会にいるはずもなく、そこを正直にありのまま描いてあります。
それでいて トリュフォーのユーモアがちょこちょこと入っているのが彼の作品の魅力だと思います:)
この映画に出て来るこのドラム缶の乗り物 乗ってみたいです。
| The 400 Blows | |
|---|---|
| Directed by | François Truffaut |
| Produced by | François Truffaut |
| Written by | François Truffaut Marcel Moussy |
| Starring | Jean-Pierre Léaud Claire Maurier Albert Rémy Guy Decomble |
| Music by | Jean Constantin |
| Cinematography | Henri Decaë |
| Editing by | Marie-Josèphe Yoyotte |
| Distributed by | Cocinor |
| Release date(s) | France: 4 May 1959 United States: 16 November 1959 |
| Running time | 99 minutes |
| Country | France |
| Language | French |
http://en.wikipedia.org/wiki/The_400_Blows
台詞が殆どアドリブという中 見事に主人公を演じたジャン=ピエールレオは、この作品の出演をきっかけに才能が高く評価され、映画界に名を残します。
「二十歳の恋 [L'Amour à vingt ans]」
この作品は、「大人は判ってくれない」の主人公アントワーヌが20歳になった時の話。
つまりトリュフォーの二十歳の時の淡く切ない恋の物語です。出演は、もちろんジャン=ピエールレオ。
この女の子コレットが綺麗なのですが、アントワーヌを転がす転がす。アントワーヌは彼女の家の向かいに越すほど彼女に愛情を送りますが、コレットは彼に構いません。可哀想だけれど、必死なアントワーヌに笑えます。
トリュフォーは「こんな失恋話さえ 映画にしてしまえば立ち直れる」と楽観的な発言をして、自分の切ない過去をユーモアを交えて描くという彼のスタイルに影響を受けた映画監督も多いそうです。これぞ、NEW WAVE!
| Antoine and Colette | |
|---|---|
| Directed by | François Truffaut |
| Written by | François Truffaut |
| Starring | Jean-Pierre Léaud Marie-France Pisier Patrick Auffay |
| Release date(s) | July, 1962 |
| Running time | 32min. |
| Country | France |
| Language | French |
http://en.wikipedia.org/wiki/Antoine_and_Colette
「夜霧の恋人たち[Baisers volés]」
この作品はアントワーヌのハートウォーミングラブ・コメディ。
喜劇的要素が殆どで、アントワーヌの言動の滑稽さと、シーンの切り替えの早さに付いて行くのが面白いです。クリスティーヌという純粋で上品な女性と出会いますがこの女の人がまた可愛い。
大好きな朝食のシーン。
日本語字幕がないのが悔しいけれど、それでもステキ♡
| Stolen Kisses | |
|---|---|
| Directed by | François Truffaut |
| Produced by | François Truffaut Marcel Berbert |
| Written by | François Truffaut Claude de Givray Bernard Revon |
| Starring | Jean-Pierre Léaud Claude Jade Delphine Seyrig |
| Music by | Antoine Duhamel |
| Cinematography | Denys Clerval |
| Editing by | Agnès Guillemot |
| Release date(s) | 14 August 1968(Avignon) 4 September 1968 |
| Running time | 90 minutes |
| Country | France |
| Language | French |
http://en.wikipedia.org/wiki/Stolen_Kisses
「家庭 [Domicile conjugal]」
「夜霧の恋人たち」まで見てしまったらこれを見逃すわけにはいかないです。
やっと素敵な女性に出会って結婚したアントワーヌでしたが(さすがフランス人男性!)ちょこちょこ浮気をします。これも大分ラブコメディで、とても面白いです。
とくにこの回で一番の問題となるのは日本人のキョウコという女性との浮気。
おっちょこちょいなアントワーヌが隠し通せるわけもなく、クリスティーヌにすぐにバレてしまいます。
そこで傷ついたクリスティーヌがアントワーヌの帰りを待っている時のシーンがこれ。
突っ込みどころ満載でくすくすと笑えます。
| Bed and Board | |
|---|---|
| Directed by | François Truffaut |
| Produced by | François Truffaut Marcel Berbert |
| Written by | François Truffaut |
| Starring | Jean-Pierre Léaud Claude Jade Hiroko Berghauer Daniel Ceccaldi Claire Duhamel |
| Release date(s) | 9 September 1970 (France) 21 December 1971 (NYC, USA) 8 July 1971 (UK) |
| Running time | 100 min |
| Country | France |
| Language | French |
http://en.wikipedia.org/wiki/Bed_and_Board_(1970_film)
「逃げる恋 [L'Amour en fuite]」
シリーズ最終章/総集編となったこの作品。沢山の回想シーンと共に物語が描かれています。
これはもう内容よりも 俳優ジャン=ピエールレオとトリュフォー監督タッグのヒストリーフィルムを見ているような温かい気持ちになりました。
| Love on the Run | |
|---|---|
| Directed by | François Truffaut |
| Produced by | François Truffaut |
| Written by | François Truffaut Marcel Moussy |
| Starring | Jean-Pierre Léaud Claude Jade Marie-France Pisier Dorothée Dani |
| Music by | Georges Delerue |
| Cinematography | Néstor Almendros |
| Release date(s) | 24 January 1979(France) 6 April 1979 (US) June 1980 (UK) |
| Running time | 94 minutes |
| Country | France |
| Language | French |
http://en.wikipedia.org/wiki/Love_on_the_Run_(1979_film)
20年の歴史がシリーズとなっているって 凄いとしか言いようがないです。
そのシリーズ作品がDVD化されたものをパッと手にして観て、時代を超えてトリュフォー作品に魅了された私がブログをタラタラと書いている、と考えると 時間軸が交差している錯覚に陥ります。
長々と書きましたが、
もし読んでくれている人がいたら感謝感激です。
thank you for reading my long long article:)
love xx



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